新型ウイルスの大流行で、免疫力に注目が集まっていますね。

ベビーマッサージには、体の抵抗力を高める効果があると言われています。

赤ちゃんとの触れ合いを楽しみつつ、免疫力もアップしちゃいましょう!

プチココンのお教室は、まずは赤ちゃん紹介から。

令和に生まれた新時代のベビーちゃん達です☆

ちょうど話題に出た、向き癖の直し方も教わりました♪

終わった後は、こんな風にぐっすり寝てしまう子が多いんですよ。

次回は3月12日(木)10:00から。

ベビマ、ペタペタアート制作、ティータイムと盛り沢山の2時間です。

スナップ写真のプレゼント付きで2,000円の参加費となります。

ご予約お待ちしております。

 

さて、後半は出張スタイルで活動する助産師・府野尚美さんによる

「新米ママ・応援コラム18」です。

 

第18回コラム 赤ちゃんとのまなかい

こんにちは。めぐりの森助産院のなおです。

今日は、赤ちゃんの力についてです。

私の活動の1つとして、小学生や中学生を対象にした「いのちの授業」があります。

子育て支援センターなどで産後のお母さんや、幼稚園や保育園などで園児のみなさんには

「いのちのお話」をさせていただくことも多いです。

「いのちの授業」も「いのちのお話」も、おなかの中の赤ちゃん(胎児)のもつ力や

産まれる力をお伝えしているのですが、子どもも大人もみんな「赤ちゃんってすご~い!」と驚かれ、

いのちの力を感じてくださいます。

赤ちゃんはおなかの中でお母さんから酸素や栄養をただもらうだけでなく、

うまれるために自らの力を使い準備をしながら成長しているのです。

 

また、出産後のお母さんやおばあちゃん、ご家族からよく聞かれることの1つに、赤ちゃんの視力についてがあります。

「早くママのお顔が見えるとよいね」

「いつになったら目が見えるのかしら?」 

「まるで見えているかのようだよね」などです。

 

さて、赤ちゃんは生まれた直後から「目はみえている?みえていない?」

どちらだと思いますか?

 

はい、みえています!

もちろん私たち大人と同じ視力ではなく、赤ちゃんの見る世界はまだ白黒でピンぼけのような感じだそうです。

焦点が合うのは顔から20~30cm位の距離、つまりちょうどお母さんの腕に抱かれているときの距離ですね。

抱っこしてあやしたり、授乳したりしているとき、赤ちゃんは抱っこしている人を見る力があったのです。

ちなみに、生後3~4カ月頃になると、色彩感覚が出現し、立体視ができるようになり、

少しずつ視力が発達してくると言われています。

 

抱っこしたり、授乳したりしているときに、赤ちゃんの表情をみたり、声をかけたり、見つめたりしていると

赤ちゃんの様子を感じることもできますし、お母さんの温もりや声、まなざしは、

赤ちゃんを安心さや心地よさで包み込んでくれます。

 

抱っこや授乳時に限らず、目と目を合わせる‘まなかい’はふれあいを通した大切なコミュニケーション時間になります。

赤ちゃんが落ち着いていて、こちらに注意が向いていると感じたときに、

ぜひ、お母さんのまなざしを赤ちゃんに届けてあげてくださいね。

 

今回は視覚について簡単にお伝えしましたが、他の五感は胎児期に発達し感覚をもっている、

もしくは生まれてから感覚が働くように土台は作られているということが研究からわかっています。

生まれてすぐから見たり(視力)、聞いたり(聴力)、味わったり(味覚)(嗅覚)、皮膚を通して

人の温もりや心地よさ(触覚)を感じることができるのも、おなかの中にいるときから準備をしているからなのです。

からだは小さくて、まわりの人にすべてを頼る必要がありますが、

赤ちゃんは生まれてすぐからまわりの人とのかかわりを持とうとするコミュニケーションを図る力を

発揮するために備えてくるという、いのちの力を知れば知るほど、私たち一人ひとりが大切な存在であることを感じます。

 

最後に、私の愛読する本『子どもの「花」が育つとき』から一部抜粋して、

内藤寿七郎先生の言葉をシェアさせていただきますね。

 

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 生まれたばかりで、まだ言葉もわからない赤ちゃんですが、

 お母さんが愛情を込めて見つめてあげれば、

 赤ちゃんとお母さんは、目と目で「心の対話」ができます。

 大切なのは、抱く人の気持ちを伝える「優しいまなざし」です。

 難しいことはありません。

 ゆったりとした気持ちで赤ちゃんを抱いて、

 笑顔で赤ちゃんの目を見つめてあげればいいのです。

 赤ちゃんは、お母さんのまなざしから愛されていることを感じ、

 心も安定していきます。

 -中略-

 はじめは、優しいまなざしを注いでも、うまくいかないかもしれません。

 それでも赤ちゃんは、

 目を微妙に動かしながら、目を合わせようとするでしょう。

 

 お母さんがまなざしで伝える愛情は

 いくら赤ちゃんに注いでも与えすぎになることはありません。

 乳幼児期にたくさん「まなかい」ができたお子さんは、

 人から愛されること、人を信じることを学びとりますから、

 きっと優しい心の持ち主になることでしょう。

 

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今日も最後までお読みくださりありがとうございました。

めぐりの森助産院  http://megurinomori-jyosanin.com

 

府野さんのコラムいかがでしたか?これからも楽しみにして下さいね♪

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